制汗剤でかぶれたら注意!使い続けると悪化してニオイが強くなる?
こんにちは
汗やニオイ対策に制汗剤とかデオドラントを使っていると、確かにニオイが気になることは少なくなるし、汗をかく量も減って便利ですよね。
でも、使い続けていたら肌が荒れてきたり、つけているのにあんまり持ちが悪くなってきて疑問に思っている方もいると思います。
特にわきがで悩んでいると、ニオイは絶対に周りの人にばれたくないから肌荒れを我慢してまで使っている方もいるのではないでしょうか。
制汗剤でかぶれて困っているという方はどうしたらいいのでしょうか。
目次
効き目のある制汗剤は刺激が強くてかぶれやすい?
「効き目が強いと体にも悪いんじゃないか」って思う人も多いと思います。
確かに、薬は濃度が濃かったり刺激が強い成分を使うと副作用も強いイメージがありますよね。
制汗剤とかデオドラントを使っていてかぶれやすいかどうかは、制汗剤の成分とタイプによって決まってきます。
制汗剤とかデオドラントって医薬部外品なので、一応薬の一種でもあるんですね。
なので、刺激が強い成分というのは、その分効果的ではありますが、肌が弱い人には向いてません。
そして、制汗剤の種類によってもかぶれやすさっていうのは違ってきます。
制汗剤にもスプレータイプ、ロールオンタイプ、スティックタイプ、クリームタイプとかいろんな種類の制汗剤がありますよね。
中でもスプレータイプの制汗剤や、ロールオンタイプの制汗剤も肌への刺激が強い成分と、肌が刺激を受けやすい制汗剤の種類だったりします。
スプレータイプを使ってかぶれたという方も多いですけど、ニオイや汗に効くといわれているからロールオンタイプを使ってみたらかぶれがひどくて使えなかったっても意外と多いです。
市販のスプレータイプとロールオンタイプの制汗剤って、かぶれやすいです。
肌荒れしやすい成分が含まれていて、肌の乾燥を促すタイプはかぶれる原因になるんです。
「それってどういうこと?」っていうあなたのために分かりやすく解説していきますね。
脇がかぶれた人はこんな制汗剤のタイプは向いていない
肌が弱い人には先ほど言ったようにスプレータイプとロールオンタイプの制汗剤は向いてないんです。
スプレータイプ
スプレータイプは乾燥を促すのでかぶれやすい人にはおすすめしません。
スプレータイプにはさらさら感を大切にして、パウダーが含まれているものが多いですよね。
脇の汗をパウダーが吸着してニオイの原因になる汗を吸い取るというメカニズムです。
でもこれって、言い換えると水分を吸い取って肌が乾燥している状態ですよね。
乾燥肌の人とか、敏感肌の人なら知っている方もいると思いますけど、肌が乾燥するとかゆみが出やすいです。
冬に手がカサカサになるかゆみが出てきますよね。
乾燥肌や敏感肌で困ったことがある人なんかは、冬になると肌荒れとかかゆみが原因で困った経験がある方も多いと思います。
制汗剤を使っていて肌の乾燥がかぶれる原因になるのは敏感肌、乾燥肌といった人が化粧品を使うときにかぶれを起こす原理と同じです。
肌のバリア機能が正常に働かなくなって刺激を受けやすくなります。
それと同じで脇も乾燥してくるとかゆみやかぶれを引き起こしやすくなります。
スプレータイプの制汗剤は乾燥を促すだけではなく、有効成分の一つに塩化アルミニウムがあります。
塩化アルミニウムって汗を止める大事な役割があるんですけど、反応する過程で塩酸ができてしまうことがあるんです。
塩酸といっても濃度が濃くはないのですが、人によってはそれが刺激となることがあります。
それに肌が乾燥している状態で刺激となる塩酸ができると、肌の奥まで刺激が届きやすくなりさらに肌にとって刺激になりますよね。
→「制汗剤やデオドラントに使われる塩化アルミニウムはかゆみ・かぶれの原因になる」
→「スプレータイプのデオドラントがわきがに効かなかったら?」
ロールオンタイプ
ロールオンタイプは刺激が強いタイプが多いのでかぶれやすい人にはおすすめしません。
ロールオンタイプのデオドラントにも同様に塩化アルミニウムが入っています。
それだけじゃなくてロールオンタイプのデオドラントにはエタノールが多く含まれています。
実はエタノールって有効成分を溶かす溶媒としての役割だけじゃなくて、殺菌作用があるのでニオイに困っている人には効果的で意外とうれしい成分だったりします。
エタノールって蒸発するのが早くて、塗った後にはひんやりしますよね。
ひんやりしているときって肌表面でエタノールが蒸発しているんですけど、一緒に肌の水分と油分も一緒に蒸発してしまいます。
なので、ずっと使っていると肌の水分とか油分がなくなってしまい、乾燥して肌が荒れてくるんです。
エタノールって傷口につくととツンとかピリッとした痛みを感じやすいですよね。
それにエタノールはお酒に使われている様にアルコールでもあります。
お酒に弱い人が使っているとアルコールアレルギーのせいで赤みが出たり、かゆくなるといったケースも考えられます。
ロールオンタイプはニオイや汗対策にはとてもいいのですが、肌が弱い人には刺激が強いということが起こってしまいます。
→「ロールオンタイプのデオドラントを使うと赤くかぶれるけど大丈夫?」
→「デオドラント・制汗剤を使い続けたらわきがに効かなくなる原因」
かぶれにくい制汗剤はクリームタイプの制汗剤
かぶれにくい制汗剤、デオドラントを使いたいならクリームタイプを使ってみましょう。
もちろんクリームタイプの中にも刺激の強い成分が含まれていて、かゆみが出てくるものもありますけど。
ですが、クリームタイプはロールオンタイプやスプレータイプとは違って保湿成分が含まれているものが多く、乾燥が原因でかぶれたり肌荒れを起こしにくいものが多いです。
冬とか肌荒れが気になる季節には手荒れクリームとかで肌の保湿をして肌の乾燥や刺激から守りますよね。
それと同じで、制汗剤を塗ったときにニオイや汗を抑えるだけじゃなくて、肌が荒れないように保湿をしてくれるクリームタイプはかぶれにくくて肌が弱い人向けの制汗剤です。
→「わきがだけど肌が弱くてデオドラントを塗ったらかゆみ・赤み・ヒリヒリが気になる」
そもそも脇って刺激を受ける機会が多いところ
そもそも脇って刺激を受ける機会が多い場所でもあります。
脇への負担を少なくするという意味でも刺激の少ないタイプのデオドラントや制汗剤を使った方が良いです。
女性が仕事中に着る服は制服とかドレスみたいにぴっちりしたものが多いですよね。
私みたいにわきが体質だと、脇を出すようなデザインの服を着ない人が多いと特に脇が摩擦でこすれる機会が増えます。
ニオイが気になるとわきがこすれるのもかなり気になりますしね。
脇のムダ毛処理をすると気も肌を傷つける原因になります。
私はわきがで毛もなかなかしぶとい剛毛なので、カミソリでムダ毛を処理しようとしたときにカミソリ負けをしてしまいます。
脇を上げて処理するときによく見えないから、刃の部分が強く当たって皮膚の表面を一緒に削ってしまう事があります。
こういったことが原因になって、刺激に弱い肌を作ってしまうことがあります。
肌が弱いところに刺激のあるデオドラントを塗ったらどうなるでしょう。
かぶれてしまいますよね。
それにデオドラントや制汗剤って使い続けるものですよね。
肌荒れ以外にも刺激を受け続けると色素が沈着して脇が黒ずんでくることもあります。
女なら、できるだけキレイでいたいですよね。
かぶれるけど汗やニオイを抑えたいという方へ
肌が弱いけど制汗剤やデオドラントを使いたいという人は脇への刺激を減らすことから始めましょう。
乾燥肌にならないように乾燥してしまうスプレータイプやロールオンタイプの制汗剤ではなく、保湿をしっかりとしてくれるクリームタイプのものを使うといいですね。
それから刺激の少ない制汗剤やデオドラントを使うことも大切です。
市販の制汗剤やデオドラントには塩化アルミニウムが使われているものも少なくありません。
それにデオドラントや制汗剤って使い続けるものですから、肌に優しいものを使っていくことは肌荒れとか色素沈着といった観点では重要になってきます。
なので、脇に使う制汗剤やデオドラントは刺激が強くて肌荒れしやすいものよりも、塩化アルミニウムの使われていないクリームタイプの制汗剤を使うといいと思います。
今のデオドラントを使いながらでもニオイがケアできているという問題を解決できているのはとてもいいことだと思います。
ですが、もし肌荒れにも悩んでいるなら、それは将来的にはニオイを悪化させてしまうことにもつながります。
ニオイに悩まず脇がキレイな女性でいたいならぜひ肌に優しい刺激の少ないデオドラントを使ってみはどうでしょうか?