わきがの手術は脱毛効果はあるの?脇毛ってどうなるの?
こんにちは
「わきがの手術をしようとすると、脇毛がなくなる」って話、よく聞きますよね。
男性の方だと、「脇毛が生えてないのは恥ずかしい」と心配になる方の方が多いみたいですけど、私からすると「どれくらい脇毛が残るのか」がやっぱり気になります。
最近では電車の中で脱毛サロンの広告とかよく見ますし、「脱毛に興味がある人って多いのかな」って思いました。
「脱毛サロンに通っているんだけど、わきがが気になっているから手術をしたい」なんて人もいると思いますし。
ムダ毛の処理ってエチケット的なところもありますけど、ちょっと面倒ですよね。
すいません、面倒くさがりで。
楽ができるなら楽したいんです。
わきがの手術をして脇毛が生えてこなかったら、脇の手入れが楽になりますよね。
実際のところはどうなんでしょう?
わきがの手術をしたときに、「脱毛効果はあるのか」、「脇毛ってどうなるのか」、「脱毛中でも手術を受けられるのか」といったことについて調べてみました。
目次
わきが手術の脱毛効果は手術によって違う
前提として、このサイトではわきが手術で代表的な「ミラドライ」、「剪除法」、「吸引法」の3つの手術についての話をしますね。
手術による脱毛効果は「剪除法」>「吸引法」>「ミラドライ」の順番で効果が高くなります。
ただし、あくまで脱毛効果があるというわけではなく、結果として毛が少なくなるということです。
「ミラドライ」のように脇を切らない手術は、脇毛、毛根には影響がないので、脱毛効果は期待できません。
「剪除法」、「吸引法」のような脇を切開するわきが手術は、わきがの原因になるアポクリン腺を除去するとき、一緒に毛根も除去することになります。
だから、手術をすると脇毛が少なくなります。
脇毛がなくなるのではなく、「脇毛が少なくなる、薄くなる」という認識が近いです。
分かりやすく掘り下げて説明していきますね。
脇毛に影響がないのはミラドライ
ミラドライは手術をしても脇毛に影響がありません。
ミラドライはマイクロ波を当てて、アポクリン腺を破壊して機能しなくさせるのですが、毛根や毛には影響はありません。
ミラドライは毛根に何か影響を与えるわけではありません。
基本的にはミラドライで手術をしても脇毛は減ったりしません。
男の人で脇毛をなくさずに治療したいという人は、ミラドライがいいかもしれませんね。
わきが手術をすると脇毛がなくなるのではなく脇毛が薄くなる
剪除法、吸引法で手術をすると、脱毛効果を期待できるといいました。
ただ、「脇毛が薄くなると思ってくれた方がいい」といったのには理由があります。
わきがの手術はアポクリン腺を取り除くのが目的で、毛根を取り除くことが目的ではないからです。
わきがの原因になるアポクリン腺は脇毛の根本付近にあるのでアポクリン腺を取ろうとすると毛根も一緒に除去することになります。
毛根がなくなると、毛は生えてこなくなります。
でも、一部の毛根には取り残しが出てしまいます。
手術の目的はアポクリン腺を取り除くことですよね。
毛根を取り除くことではないですよね。
だから、アポクリン腺を除去しても、毛根部が一部残ってしまうことがあります。
私は実際に手術を受けたわけではないのですが、どのくらいの毛がなくなるのか調べてみたところ、「高須クリニックさん」の質問コーナーではこんな回答がありました。
剪除法でうまくいくと、7割程度の脇毛はなくなる
参考「http://www.takasu.co.jp/operation/odor_sweat/senjo_faq.html」
もちろん、こんな人はいないと思いますけど、「脱毛をしようとしていて、ついでだからわきがの手術をしよう」っていうのはやめたほうがいいと思います。
あくまで、手術では脇毛が薄くなるんだ程度に考えておくといいと思います。
「吸引法」よりも「剪除法」の方が脇毛が生えにくい理由
どちらの手術もアポクリン腺を取り除く手術であることは変わりません。
でも、吸引法よりも剪除法の方が脇毛は生えにくくなります。
それは、手術の仕方が関係していて、目で見て確認しながらできる手術かどうかってことです。
剪除法では脇の皮膚を裏返して、目で確認しながら行う手術です。
剪除法だと、アポクリン腺が取り切れているか、取り残しがないか目で確認しながら手術をすることができるんです。
一方、吸引法は傷口を小さくするためにカニューレという吸引器を脇に挿入してアポクリン腺を取り除く手術です。
吸引法ではアポクリン腺を実際に目で確認して取り除くのではなく、毛穴がある位置を参考にして手術をしていきます。
ポイントはどちらの手術も人の手で行われるってことです。
人の手で手術をするので、実際に目で見ながら手術できない吸引法では毛根を除去しきることは難しいと思います。
だって、目で見ないでキーボードを打つのって大変ですよね。
目で見ないでやると、文字を打ち間違えてしまったり、キーボードが押せてないことは増えますよね。
自分で何をしているのか確認しながら文字を打つことはできますけど、目で見ないでキーボードを打つのはたくさんの練習が必要です。
もちろん、医師の方はたくさんの手術をされて経験が豊富だったら、剪除法と同様に吸引法でも再発や脇毛もしっかりと取り除くことができると思います。
私は手術のやり方を否定するつもりはありません。
むしろ、吸引法は傷を残したくないという方への最大の配慮がされた良い手術だと思います。
でも、目で確認ができる手術とできない手術の差は大きいのかなって思います。
わきがの手術の後は脇毛ってどうなるの?
剪除法で手術をした場合、切開した近くは脇毛は生えてきにくいですが、遠いところ、施術範囲の端の部分は毛根の取り残しが出て、脇毛も生えてきやすいみたいですね。
参考までに画像を用意しておきました。
→「わきが 手術 脇毛」
※手術の画像が苦手な人は注意してください。
脇にメスを入れた所を中心に脇毛は薄くなっていますね。
抜けやすい毛と抜けにくい毛
病院によっては、脇毛をある程度生やして手術に来てくださいといわれるところもあるそうです。
なぜかというと、アポクリン腺の取り残しを防ぐためです。
アポクリン腺は脇毛付近にあるので、脇毛があるところ=アポクリン腺です。
脇毛があると、正確にアポクリン腺の場所を知ることができて取り残しを防ぐことができるので、再発率を下げることができます。
施術後には手術後は抜けやすい毛と抜けにくい毛があるようです。
わきがの手術を受けると、するっと抜ける毛と、手術以前と同様に引っ張ってようやく抜ける毛があるそうです。
毛根が除去された脇毛は抜けやすく、そうでない毛は抜けにくくなります。
術後に脇毛が生えてきたら再発したってこと?
わきがの手術はアポクリン腺を取り除く手術です。
毛根を取り除く手術じゃありません。
だから、アポクリン腺を除去できているのに、毛根が残っているから、術後に脇毛が生えてくるということはあると思います。
でも、アポクリン腺の導管部まで除去した方が再発はしにくくなりますよね。
深いところまで除去しようとすると、毛根も一緒に取り除かれる可能性は当然高くなります。
なので、脇毛があまりに残っている時は、わきがの再発する可能性があるっていう風にも捉えることができますよね。
脇毛が生えてきたから再発したと言い切ることはできませんが、術後に再発する人の中には脇毛が生えてくる人が多い位に捉えておくといいですね。
わきがの手術はしっかりと手術をすると、色素沈着がでて黒ずみが出ることもあるので、再発が気になる人は暇があったら一緒に読んでおくといいと思います。
→「わきが手術を受けた時の脇の黒ずみとか色素沈着って目立つ?」
脱毛サロンでレーザー脱毛をしてもわきが手術はできる
「脱毛サロンに通っているけどわきがの手術はできるの?」とか「術後はいつから脱毛できるの?」なんて人もいると思います。
レーザー脱毛を受けていたり、脱毛サロンに通っている人でも、わきがの手術は受けることができます。
ただ、手術後すぐに脱毛サロンに通うことはできなくて、傷が閉じて安定してからサロンに行くことになります。
わきがの手術をした後に脱毛を再開したいとか、脱毛に行きたいと思っているなら、術後1か月~2か月位して脇毛がなくなったところと残っているところが確認できるくらいになっ手からがいいと思います。
すでにサロンに通っている人は一度受け終わってから、わきがの手術を受診すると滞りなくスムーズに進めることができると思います。
ただ、脇毛はアポクリン腺の場所を確認するための大事な目印になります。
なので、再発が気になる人は脇毛が残っている時に手術を受けた方が良いと思います。
それに、わきがの手術である程度脇毛の量を減らすことができます。
なので、将来的に脱毛サロンに通いたい、わきがの手術も受けたいと思っている人はわきがの手術を受けてから脱毛をすると効率がいいと思います。
わきが手術のメリット、デメリットについてもっと良く知ろう
今回はわきが手術と脇毛について紹介しましたけど、わきがの手術には「回復までの期間」、「費用」、「傷口」、「再発率」といった要素もあります。
それぞれの手術にメリットデメリットがあるんです。
自分で「これだ!」って思えるわきがの治療法が見つかるといいですね。