ミョウバンやアルム石がかぶれたり、かゆくなるから使えない時は?
こんにちは
「ミョウバンってわきがに効く」ってセリフ聞いたことありませんか?
私もわきが対策にどうしていいのかわからなかったときは「とにかく物は試し」だと思ってミョウバン水を使っていたことがありました。
ミョウバンって、肌に良いといわれているのに、使っていると脇がかぶれたり、肌に合わなくてかゆくなってしまう人もいます。
そんなときはどうしたらいいのでしょうか。
目次
ミョウバンを使ってかぶれる原因は?
ミョウバンを使ってみて、肌に合わなかった原因はミョウバン水の濃度が濃かったからだと考えられます。
ミョウバンがなぜわきがや脇の臭いのような体臭に使われているのかというと、ミョウバン水は水に溶けると酸性を示すからです。
わきが臭や汗くささの原因になる菌はアルカリ性の環境になると活発になります。
そこでミョウバン水を使うことで肌表面を酸性に保つことで、雑菌の繁殖を防ぎニオイを予防しようという考えです。
ですが、ミョウバン水は弱いといっても水に溶けると酸性を示します。
塩酸のPHは0~1、お酢やクエン酸のPHは2~2.5、お水のPHが7で、ミョウバンのPHは3.5~4程度です。
このPHが7に近いほど、肌への刺激にはなりにくいです。
なので、ミョウバン水は他のものに比べると、肌への刺激になりにくいことがわかってもらえると思いますが、あなたの肌にとっては刺激が強いという場合もあります。
特にミョウバン水を原液で使っているという人は肌への刺激が強くて使えないこともあります。
通常、ミョウバン水は水1.5Lに対してミョウバン50g程度で作ると思いますが、溶かした液をそのまま使うのではなく10倍程度に薄めて使ってみてください。
脇の脱毛などをしていると赤くなったり、しみやすい
特にミョウバン水を付けたときに赤くなる、しみるなんてひとは脇に傷があるからっていうのも考えられます。
私もそうなんですが、わきが体質が強い人は毛が濃くて、剛毛な人が多いです。
特に女性の方で、脇の脱毛にカミソリを使うひとは、カミソリ負けしちゃう人もいると思います。
肌が荒れているときにミョウバン水を使うと、これも脇が赤くなったり、しみる原因になります。
ミョウバンを直接、脇に塗るとかぶれやすい
ミョウバンは体臭対策として人気があります。
使用方法を見ていると、中には焼きミョウバンを細かくして脇に塗布するというやり方も見られました。
この方法はやらないほうがいいと思います。
なぜなら、焼きミョウバンは吸湿性が高く、水にぬれると発熱する作用があります。
脇に塗る、分量によってはやけどの危険性もありますし、脇の水分を吸ってくれるので脇汗対策に良さそうですが、乾燥は肌荒れやニオイが悪化する現認にもなります。
焼きミョウバンを脇に直接塗って汗に溶けると、濃度がとても高くなるので刺激も強くなります。
→「制汗剤でかぶれたら注意!使い続けると悪化してニオイが強くなる?」
アルム石を水にぬらして使うデオドラントにも注意
市販ものではミョウバンが主な体臭ケアの成分になっている「デオナチュレシリーズ」があります。
なかでもミョウバンが結晶になった「デオナチュレ クリスタルストーン」という製品があります。
このクリスタルストーンは水で濡らしてミョウバンを少しずつ溶かして脇に塗るという使い方をするのですが、コレも人によっては濃度が濃くて、脇がかゆくなったりチクチクする原因になることがあります。
肌が弱いと思う人はミョウバン水を使って濃度を調整するようにしましょう。
ミョウバン水は脇に塗るよりも衣類の防臭に使ったほうがいい
私は実際にミョウバン水を使ってみて、脇に塗るよりも衣類の防臭に使ったほうが効果が高いと思いました。
ミョウバンは制汗作用が弱く、汗に流されやすいというデメリットがあります。
そして、ミョウバン水を使っていると塗らしても垂れるし、効果があるのか分かりずらいです。
ミョウバン水には制汗作用を期待するよりも、消臭効果や雑菌の繁殖を抑える効果を期待して服に使った方がニオイ対策としては効果的だと思いました。
ミョウバン水をスプレーボトルに入れて服が少し湿る位まで吹き付けます。それを乾かした後に着ると体臭対策になります。
衣類ならスプレーしても水が垂れることなく吸ってくれますし、汗に流されることもないのでより効果的な使い方だと思いました。
ミョウバン水を使ってもわきがに効かない時もある
ミョウバンが使えなかったという人の中に、わきがの様な強いニオイ対策になると思って原液を使ったり濃い目で対策をしてみたという人もいると思います。
ですが、ミョウバンは制汗、消臭、殺菌効果の3つがそろっているわけではありません。
ミョウバンにある制汗作用についてはメカニズムも良く分かっていませんし、ミョウバンははアンモニアの様な汗くささを消してくれる(中和)、雑菌の繁殖を抑えてくれる作用がありますが、わきが臭に効くわけではありません。
なので、わきが臭のように強いニオイに困っている人は衣類の防臭にミョウバン水を使って、脇にはわきが用のデオドラントなんかを塗った方がニオイに悩まされずに済みます。
→「わきがにミョウバン水を使ってみたけど効かない時の対処法」
ミョウバンを使ってかぶれるときにはどうしたらいいの?
ミョウバンを使ってみて、かぶれるときにはまずは濃度を薄くして使ってみましょう。
ミョウバンは安価でコスパの良い対策ですが、体質が合わないみたいでしたら、自分の体のために別のデオドラントや制汗剤を使ってみてはどうでしょうか。
それでもかぶれてしまう、ニオイ、汗対策にならないと思う人におすすめなのは、わきが用デオドラントです。
わきが体質の人はデオドラントを常用することになるので、肌に優しくて効き目もあるタイプが多いです。
より確実なニオイ・汗対策なら脇にわきが用デオドラント、衣類にミョウバン水を使うと万全です。